2014年から「NISA(少額投資非課税制度)」という制度が始まっています。
自分はマネックス証券でNISA口座を開設しました。
※証券会社によらず、口座の開設には税務署の手続きなどを経るため時間がかかりますので、使いたいと思ったら早めに手続きすることをお勧めします。

概要は制度の名前の通り、年100万円までの投資に対する税金が非課税となる制度なのですが、色々と気を付けたいルールがありますので、上手く適用して使っていきたいと思います。皆さんのご参考になれば幸いです。
※執筆時点(2014/5/25)での情報を基にしています。後述するデメリット等は制度が改善されていく可能性もありますので、投資の際には、その時点の最新情報もお調べ下さい。

制度の詳細につきましては、既に色々なサイトに詳しく解説されていますので、そちらをご覧ください。
・NISA って何? | 剛力彩芽のNISAラクラクWEB | 日本証券業協会
http://www.jsda.or.jp/nisa/index.html
・NISAの致命的な欠点について – 高橋 忠寛 シェアーズカフェ・オンライン
http://blogos.com/article/77469/
・意外と難しいNISA口座の活用――「非課税」というキーワードだけに踊らされるな
http://www.nikkeibp.co.jp/article/sj/20130801/360204/

上記を読んでいただけると分かりますが、ポイントは3つ
1.NISA口座には「損失」は存在しない
2.1年間の買付限度額が100万円まで
3.一回の投資の有効期限は最大5年間。期限が来たら「時価」で取得したこととみなして処理される

1.については、NISA制度が預金の金利のように「値上がり前提」「利益が出る前提」の制度なので、損失が出た場合のリカバリー制度がほとんどない点です。普通に株式投資をしていれば、「損益通算」や「損失の繰り越し」等の制度がありますが、NISAではそういったものがないので、値下がりリスクの高いものは向かなそうです。

2.については、年間の限度額が100万円とありますが、これは100万円の枠内で売買を繰り返しできるわけではなく、1年間で買うことのできる額が100万円まで、という仕組みです。たとえば50万円の株を売買すると、1年間では2回が限度となります。1回目で損失が発生してしまうと、残り50万円で損失を取り戻しつつ、利益を出していくのはかなり厳しいと思います。

3.については、少し先の話になるのですが、途中で清算せずに5年間持ち続けた後に、NISA口座に再投資するか、特定口座に移管するかの選択となります。その時にNISA口座(再投資)もしくは特定口座(移管)で設定される取得価格が、5年経過時の価格で取得したこととみなされる仕組みになっています。
値上がりしていれば非課税の恩恵を受けているので問題は少ないのですが、たとえば100万円で購入した株式を持ち続けて5年後には50万円になってしまい、そのまま特定口座に移管したとすると、当区鄭講座での取得価格は50万円となります。この50万円の株が値上がりして80万円まで戻して売却した場合、30万円の利益が出たことになり、30万円の利益に対して税金がかかることになります。

ということで、NISA口座は短期的な値上がりを狙って売買するのではなく、中期的な値上がりや配当を取るための口座として使うのが賢そうです。投信にも向いている、という記事もありましたが、自分は投信は買ったことがないのでコメントできません。設定された手数料等に気を付けてご利用いただければと思います。

自分は、あの「桐谷さん」に影響されたわけではないですが、「株主優待」と「配当」狙いの口座としてNISA口座を活用することにしました。短期的な利益狙いの株式売買には、従来通り特定口座を利用しようと思います。

※上記に挙げたポイントなどは、使い勝手が良いように変更されていくと思います。FP的な意見としては一般的ですが、ほったらかしにするのではなく、その時のルールや身の回りの状況等に合わせて柔軟に見直しを行っていただければ良いかと思います。

※余談ですが、常に「今ある選択肢は何か」を考えたり、何かの決断の際に「今後の選択肢が拡がるのか、狭まるのか」を考えたり、「選択肢を増やすにはどうしたら良いか」を考えたりして行動することは、とても大事だと考えています。
例えば「35年の住宅ローンを組んでしまったために、精神的につらくても転職もせずに我慢して働き続ける以外の選択肢が無い。結果として心を病んでしまう」ということが、自分にとって「幸せ」なのかどうか。(自分はイヤです)
一度しか無い人生、選択肢が多いほうが楽しいと思う今日この頃でした。

以上