溢れる情報を賢く取捨選択すること3

D・カーネギーの「道は開ける」という本を読んでみました。
「悩みを解決する原則」「悩みの正体を明らかにし、悩みを解決する原則を具体的に明示して、こころの闇に光を与える普及の名著」という帯の記載通り、悩みのある方はぜひご一読することをオススメします。

道は開ける 新装版(Amazon.co.jp)

本の終盤に実在した人がいかにして悩みを克服したか、という章があるのですが、そのなかで「ジョン・ロックフェラー」という人の話が挙がっていました。この本は書かれた時代が古いため、出てくる人物もそれなりに古い人なので、よくわからない人も多いのですが、「ロックフェラー」は財団やビルなどで聞いたことがあったので大富豪だということは知っており、興味を持って読みました。

詳細は実際に本を読んで頂きたいのですが、概要としてはジョン・ロックフェラーは53歳の時に悩みで死にかけていたが、それ以降は財産を寄付したり財団を設立したりして心の幸福を得て98歳まで長生きした、と書かれています。

ロックフェラーの人生について知ったのはこの本が初めてで、興味を持ったのでインターネットでジョン・ロックフェラーについて調べてみました。

Wikipediaジョン・ロックフェラー(WikiPedia)

・支配のカラクリ〜財団って何?〜3.ロックフェラーは、なぜ財団を設立したのか?(リンク切れ)

WikiPediaは人物を客観的に記録されていますが、2つめのリンク先では税金対策や世論かわしの側面があるという内容になっています。ここで言いたいことは、どの情報が正しく、どの情報が虚偽である、ということではなく、初めに受け取った情報によって同じ人間に対する印象がものすごく変わってしまいかねないな、と感じたことでした。

「道は開ける」を読んで「ジョン・ロックフェラー」を知った人は、「人生前半には強欲だったけど、人生後半に色々善いことをした立派な人」という印象になるでしょうし、「WikiPedia」を最初に見た人は、「大富豪で成功した人」という印象、「支配のカラクリ」を最初に見た人は、「金持ちは色々と資産管理とか大変だな」という印象になるでしょう。

おそらくどの情報も間違ってはいないのですが、ある一面を示しているだけなので、その情報だけで判断することはリスクが大きいと思います。本を読んでインターネットの情報も加えるなど、複数の情報源から調べてみれば、客観的に情報を見ることができてきますが、一つの情報源では嘘や偏り、騙し等を見破れなくなってしまうと思います。

巷ではフェイクニュースやステマ、ヤラセ、印象操作等が色々な意図をもって拡散しており、情報が溢れています。その中で正しい判断ができるようにしていきたいと思います。今はスマホのニュースアプリやまとめサイト等を見て情報を得ている人が多いと思いますが、そのアプリやサイトは大丈夫ですか?自分では気づかないうちに思考停止や洗脳されてしまわないよう、しっかりと情報を取捨選択して自分で判断できるようにしておきたいと思います。

※本情報について
2017/9/9現在で、自分が調べたり体験した情報等を基に記載致しました。
情報の誤り等による不利益等が発生いたしましても、補償等は一切できませんのでご了承下さい。

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