預金封鎖に備えて海外銀行に口座を開設する~カリフォルニアアカウント・プログラム~ Vol.3 ユニオンバンク口座開設&入金編

今回で米国の口座(ユニオンバンク)開設については、一気に入金完了までを記載して完結編となります。

最初に皆さんが一番気になる(と思われる)手数料や為替レートはどの程度だったのかを記載します。

<実施内容>
STEP1:三菱東京UFJダイレクトを利用し、「3000ドル」をユニオンバンクのSaving口座に送金
・送金手数料/REMIT.CHG.:2,500円(*1)
・YEN→USD換算相場/EX.RATE:104.18円(9/1送金実施)(*2)
STEP2:外国送金手数料
・WIRE TRAN FEES:15.00ドル(*3)
結果として、ユニオンバンクのSaving口座に「2985ドル」入金されたのですが、三菱東京UFJ銀行の口座からは「315,040円」引かれています。単純計算で1ドル=105.54円で入金したイメージとなります。

<以下、個別に手数料についての感想>
まずは(*1)の送金手数料2,500円については、インターネットバンキングを利用していることで、まずまずチョーさんも納得の手数料と思います。3,000円かかると思ってましたが、ユニオンバンク宛は「現地法人」枠で処理頂けているのでしょうか。
外国送金手数料(三菱東京UFJ銀行)

次に(*2)の円→ドル換算レートですが、ドルにするときに片道1円かかっていますので、実質3,000円の為替手数料がかかったのと同じです。外貨預金のキャンペーンなどでは片道50銭等の場合もあるので、少し高いように感じました。
また、送金時期として1週間くらい前までは1ドル=100円台だったので、もう少し早く手続きができていれば円高の時でお得だった(後悔)、もう少し円高を待ってから送金しようか等は考えましたが、今回はユニオンバンクの口座開設完了から60日以内に入金しないと、せっかく開設した口座がキャンセルになってしまうこともあり、致し方なし。
2016年9月1日の為替相場(三菱UFJリサーチ&コンサルティング)

最後の(*3)のWIRE TRAN FEESの15ドルについては、受け取り側の手数料です。これは海外からの送金を日本で受け取る際にも銀行によって異なりますが、最低1,500円くらいはかかりますので、こちらも妥当なセンか思います。

ということで、今回はあえて王道(三菱東京UFJ銀行→ユニオンバンク)の送金方法でユニオンバンクに入金してみました。他の銀行等から手続きをすることで、手数料を抑えることもできそうですが、日本から海外への送金は色々とトラブル等も考えられますので、あまり手数料が変わらないようでしたら、自分は王道の送金方法をオススメします。この辺りも自己判断、自己責任でお願いします。

これで、万が一日本で預金封鎖が起きた場合でも、2,985ドルは確保できました。国内の外貨預金との利率の差なども見極めながら、この口座の今後の利用方法は考えていきたいと思います。

<以下、ユニオンバンク口座開設手続きから、入金までの手続きの概要です。詳細については、詳しく書かれているサイトが色々とありますのでご参照ください>

1.ユニオンバンク口座開設(申込書入手)(2~3日)
下記のページから資料請求を実施してください。
海外口座ご紹介サービス《カリフォルニアアカウント・プログラム》
申込に必要な書類が郵送で届きます。返信用の封筒も入っていましたので便利でした。

2.申し込みから口座開設までの流れ(1~1.5週間)
下記のページをご参照ください。
カリフォルニアアカウント・プログラム : お手続方法・申込フロー
英語で記入する部分が多いので、慣れていない方は頑張って記入してください。項目や枚数が多いですが、日本語の記入例が付いていますので何とかなると思います。
自分が感じたのは、全て大文字で記入するのでスペルを間違いやすいのと、年月日を記載する際に並びが異なりますので、特にご注意ください。また、海外はサイン文化なのでサインをする場所があるのですが、知人の情報によれば、パスポートに記載している署名と同じものがオススメとのことでした。

書類に不備があれば書類が返送されてきます。不備などが無ければ1週間程度で口座開設のお知らせやら、海外からの郵便物が2~3通に分かれて到着してきます。

3.ユニオンバンク オンラインバンキングサービス登録(即時登録完了)
口座開設やPINの記載された書類が届いたら、オンラインバンキングサービスに登録しましょう。日本のようにIDやパスワードが届くわけではなく、自分でIDやパスワードから必要な情報をWebで登録していく形になります。
秘密の質問等は日本語化されていませんので、答えも含めて英語で考えて入力してください!

4.三菱東京UFJダイレクトに送金口座登録手続き(1~2日)
日本国内の振込のように、その場で銀行名や口座番号を入力して振込ができるわけではなく、事前に送金先を登録する必要があります。
特に三菱東京UFJダイレクトの場合は、初回の登録時は郵送か窓口の手続きが必要(2回目以降はダイレクトの手続きが可能)とのことでしたので、窓口に行って登録の手続きを行いました。
その際、ユニオンバンクから届いた書類は全て持っていくことをオススメします。窓口のお姉さんもいっしょにチェックしてくれますが、あまり件数が多くないせいか振込先(ユニオンバンク)の住所等の記載は迷いました。(郵送物の宛名の住所を記載したところ、問題なく登録、振込ができました。このあたりもMUFGグループ内のメリットかもしれません。)

5.三菱東京UFJダイレクトから送金手続き(1日)
上記の4.の手続きが完了すると、海外送金先が登録されますので、海外送金を実施します。
海外送金のメニューが見つけづらい(すべてのメニュー一覧内)、預金の原資や送金理由の入力がやけに細かくて困惑、等がありますが、特に問題なく完了できました。

01_menu
下の方の「外国送金」から振込手続きを実施します。

03_reason
この質問はきちんと回答しておかないと、後で禍根を残す気がします・・・。

以上

※本情報について
2016/09/10現在で、自分が調べた情報等を基に記載致しました。
情報の誤り等による不利益等が発生いたしましても、補償等は一切できませんのでご了承下さい。

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