東日本大震災から10年経って思ったこと ~民主主義は正しい情報から~

時事

たまに録画に失敗することがありますが、テレビに大容量のUSB-HDDを接続したので、気になった番組はとりあえず録画しておいて、時間のある時に観るようにしています。2021年3月は、東日本大震災発生から10年の節目ということもあり、震災関連の番組が色々とやっている中で、EテレのETV特集「原発事故“最悪のシナリオ”〜そのとき誰が命を懸けるのか〜」という番組を観ました。

「原発事故“最悪のシナリオ”〜そのとき誰が命を懸けるのか〜」(ETV特集)

2012年10月に行った時の写真です

大震災の発生した当時、民主党政権の菅元首相、自衛隊を指揮する北澤元防衛相ほか、政権の中枢で動いていた人たち、米国関係者などの証言などを交えて刻一刻と変わる事態にどのように対処したか、時系列で検証をしているのですが、次々と原発が爆発したり放射能が漏れたりしている危険な状況下で、民間人である東電の作業員に対して命を懸けろ、と言う権限はなかったという事実。そして今も実は変わっていないという現実。見応えがありましたので、ぜひ興味のある方は見て頂きたいと思います。

※NHKの受信料を払っていれば、NHKプラスというサービスで放送後1週間は見逃し配信で見ることができるようです。この番組は2021年3月6日に放送していたので、3/14(日) 午前0:29まで配信されています。

NHKプラス

番組を見て率直に思ったのは、当時の状況がわかり、その時に下した判断が、後でしっかり検証が出来ることが大切だな、ということでした。震災時の対応に関しては、当時の対応の一部を切り取って今でも批判し続ける人もいますが、可能な限りできることは一生懸命対応した結果、最悪の状況を免れることが出来た、ありがとうございました、お疲れさまでした、というのが自分の評価です。

翻って現在の状況はどうでしょうか。現在の政権で果たして同様の対応が出来たかどうか、後手後手の対応しかできないのではないか、という心配もありますが、公文書を平気で改ざんするようになってしまっている状況で、後で正しく検証ができるのか、事実が捻じ曲げられないかということが一番心配です。特定秘密保護法等や公務員の忖度により都合の悪い情報は公表されなくなっている可能性がありますが、正確な情報を残し、正確な情報を広く公開して、その時の判断はどうだったのかがいつでも評価できるようにして、後世に役立つようにしていかないと民主主義が形骸化してしまい、未来がアカルクナイと思いました。皆さんはどうお考えでしょうか。

週のはじめに考える 民主主義の復元力 (東京新聞 社説)

※本情報について
2021/3/11現在で、自分が調べたり体験した情報等を基に記載致しました。
情報の誤り等による不利益等が発生いたしましても、補償等は一切できませんのでご了承下さい。

コメント

タイトルとURLをコピーしました