目撃!にっぽん 2019/12/22放送回 「“希望の大地”を再び~原発事故 ある農家の闘い~」を見た感想

時事

日曜日の朝、NHKでニュースや天気予報を見ていたら、この番組(目撃!にっぽん)が始まりました。思わず最後まで見入ってしまいましたので、その感想を簡単に記載します。

ざっくりのあらすじは、福島県でコメ作りをしている鈴木さんのお話です。原発事故前には美味しいお米を作り、お客様にも好評だったのですが、原発事故以降、放射能や風評被害で厳しい状況になっているという話です。その風評被害を脱するために、東電に対して田んぼの放射能を取り除いてほしい、という裁判をしたが認められませんでした。

番組ディレクターのコメント

震災から8年以上が経過し、世間では段々と語られなくなってきていますが、当時のことは色々な人の記憶に刻まれていて、何か話をすると克明に語ってくれることが多いような気がします。ただ、原発の話題に関しては、(自分の嫌いな)世間の空気がそうさせているというか、公の場でみんなで言うことが憚られる、冷ややかな目で見られる、なるべく話題にせず見て見ぬふりをする、というような感じがあるように思いますが、どのようにお考えでしょうか。

自分に関係ないからいいや、という無関心や、自分だけが何かをしても変わらない、というあきらめが日本中に蔓延しているような気がします。このように順風満帆だった農家の方が、ある日突然、自分の落ち度は全くない状態で放射能が降ってきて、それまでやってきたことがズタズタにされてしまった現実。声を上げても通らない姿を見て、我が身に置き換えて考えると、決して無関心やあきらめで何もしないというのは良くないことではないか、と感じさせてくれた、良番組でした。

時事
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