自動車税を便利に賢く支払う方法を考える(2020年/令和2年分) ~自動車税編①~

FP

自動車税の季節がやってきました。2019年10月の消費税10%の増税に合わせて、自動車税が減税になったと思っていましたが、届いた通知書を見るとむしろ税金が増えていました・・・。

筆者の場合は総排気量が「1リットル超~1.5リットル以下」なので、これまでは34,500円だったのですが、今回は39,600円になっていました。こちらは新車登録から13年以上が経過した車には「概ね15%加算」される【重課】が含まれるとピッタリです。※34,500円+(34,500円x15%=5,175円)≒39,600円の計算

減税はどこに行ったのか探してみましたが、どうやら減税対象となるのは2019年10月以降に登録された車のみに適用、ということでした。今後、中古車を購入する際には、新車登録年月も確認したほうが良いということですね(2019年10月以降の車は、その後の自動車税が安価)

令和元年10月 変わりました!クルマの税 (経済産業省)

毎年発生する自動車税・軽自動車税とは?(ソニー損保)

自動車税は13年を超えると高くなる?10年・13年・18年など古い車(中古車)の自動車税・自動車重量税の重課 (チューリッヒ保険会社)

軽自動車税の税額一覧【軽自動車・バイク】(くるなび)

※上記の経済産業省のサイトで、「自動車税を引き下げるのは初めて!」「自動車取得税が廃止!」とありますが、実際にトータルで減税になっているかどうかは、良く見てみたほうが良いと思います。200万円の1500ccの車を、2020年に購入した場合はどうなるか試算してみます。

  • 消費税増税(8%→10%) →購入時に2%増税 (+40,000円)
  • 自動車税減税(34,500円→30,500円) 年間-4,000円 →10年乗り続けてやっと-40,000円
  • 自動車取得税(3%) 廃止 → 購入時に3%減税 (-60,000円)
  • 環境性能割(0%~3%) 新設 → 購入時に燃費性能に応じて0%~3%増税 (0 ~ +60,000円)

ということで、電気自動車や環境性能基準を満たす車に買い替えて10年乗り続ける人は、最大6万円程度の減税になるのですが、2019年10月以前に登録された中古車等を購入する人には、自動車税の減税の恩恵は無く、自動車取得税が名前を変えた環境性能割を払うことになるため、ただただ消費税の増税分だけが増えている、ということがわかります。朝三暮四ではないですが、本質的にはどうなのか、かみ砕いて考えてみることが大事だと思います。

2019年10月1日から自動車の税金が大きく変わる! 消費税も8%→10%へ!! エコカー減税も見直される今だからこその、賢いクルマの買い方とは? (グーネット)

そのような減税のメリットがない筆者は、自動車税を支払う際、なんとかお得に、賢く支払う方法がないか考えてみました。次回に続きます。

※本情報について
2020/5/18現在で、自分が調べたり体験した情報等を基に記載致しました。
情報の誤り等による不利益等が発生いたしましても、補償等は一切できませんのでご了承下さい。

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