溢れる情報を賢く取捨選択すること9 ~Dappiという野党をあることないこと並べて批判しまくるTwitterアカウントは自民党と取引のある法人【ステマ】だった!?~

IT

Twitterというのは匿名でいろいろな情報を発信できますが、匿名の人が発信している情報を鵜呑みにしていると、騙されたり、変な方向に誘導されてしまうことがありますよ、というお話です。

ざっくりいうと、Dappiさんは自民党に優しく、野党に厳しく、時には相手を貶めるようなツイートをしていましたが、野党議員から名誉棄損で発信元が調査された結果、個人ではなく法人(しかも自民党とも取引がある会社)だったという内容です。

Dappiさん (Twitter) ※特に閉鎖されずに2021/10/19現在、閲覧できますが、新しいツイートは止まっているようです。

2016年の大統領選挙ではトランプ氏が勝利しましたが、ロシアがFacebookなどのSNSで一般人を装ってネット世論を操っていて問題になりました。

野党攻撃ツイッター「Dappi」が自民党と取引⁉ 正体はIT企業 ネット工作まん延か (東京新聞)

一般市民の意見であれば、別に良いのですが、政党がお金を払ってステルスマーケティング(ステマ)的に実行させていたなら大きな問題だと思います。政党には政党交付金という名目で税金が支出されているのでそもそも税金でそんなことやるな、という話と、お金の力で相手を誹謗中傷するようなことが蔓延すると、結局お金のある人が勝つ、というような民主主義とは反する結果になるからです。

政党交付金 (Wikipedia)

Dappiさんのアカウントに「いいね」や「コメント」をした人は、今どう思っているのでしょうか。この中にもいろんな人がいると思っていて、同じくビジネスでやっている人、ある目的を達成しようとしている人、Dappiさんに心酔していた人などなど。。。

そういえば、弁護士に大量の懲戒請求をして問題になったのは、匿名のブログが発信源でした。その時、余命さんサスガ!とか言っていた人が、Dappiさんサスガ!と言っていることもあるんだろうな、と思う今日この頃でした。

余命三年時事日記 (Wikipedia)

世の中にあふれる情報を客観的に整理し、自分の頭で考え、自分の頭で判断する。発信元が誰だかわからない情報は、まず疑ってかかる。最近は技術の進歩でフェイク映像なども作れてしまうそうなので、そうすると何を信じていいんだ、という話になると思いますが、最近のネットワークセキュリティでキーワードとなっている「ゼロトラスト」(何も信じない、都度認証する)のような情報の捉え方が必要になってきているのかもしれません。

ほぼ全ての行動は目的があって行われています。この人はどんな目的でこの情報を発信しているんだろう、と考えてみると、色々とわかってくることが多いと思います。(Dappiさんは法人なので利益が目的かな)。ゼロトラストは極端としても、そんな一歩下がった感じで色々と見てみると良いと思う今日この頃でした。

※本情報について
2021/10/19現在で、自分が調べたり体験した情報等を基に記載致しました。
情報の誤り等による不利益等が発生いたしましても、補償等は一切できませんのでご了承下さい。

コメント

タイトルとURLをコピーしました