インターネットカフェに泊まり、避難生活を想う

先日、夕方に急に思い立って車で出かけた際に、インターネットカフェに泊まってみることにしました。
ナイトパック8時間で、1000円ちょっと。禁煙のフルフラット席が空いていたので、入室しました。

※フルフラット席→壁で仕切られたスペースで、靴を脱いであがるとフラットな2畳程度の空間にマットが敷かれています。リクライニング座椅子が置かれているのでリクライニングしても良いし、端っこに寄せて平坦な場所にごろごろするもよし。

漫画も読み放題、パソコンもネットし放題、ドリンクバーも飲み放題で、文句ない環境と考えていましたが、寝泊りするには下記が過酷な環境でした。

1.雑音
2.衛生面
3.匂い
4.安全面
5.エコノミー症候群の危険性

一つずつ説明していきます
1.雑音
 ドリンクバーやトイレ、漫画などを取りに行くときの扉の開閉音や人が動く音、食事を注文した人に店員が食事を届けるときのノック音や会話、壁に手や足がぶつかる音、咳やくしゃみやいびき等、物理的に壁に囲まれていますが、頭上は仕切られていませんので色んな音が聞こえまくりです。気になる人は眠れないと思いますので、耳栓をしたりヘッドホンで音楽を聴いたりという工夫が必要と思います。

2.衛生面
 上記にも記載がありますが、特に変な咳をしている人がいて、風邪や病気が感染らないかと心配になりました。マスク等を持っていれば着けていたほうが良いと思います。また定期的なうがいや飲み物などで喉を乾燥させないようにしましょう。

3.匂い
 おそらく男性が多いと思いますが、男っぽい匂いや食事の匂い等が入り混じっていて、お世辞にも良い匂いとは言えない感じでした。。。匂いが気になる人は消臭剤を持参したり、活性炭入りのマスクをしたり、呼吸が苦しいですが鼻栓をするなどの対策が必要かと思われます。

4.安全面
 内側から鍵がかけられないので、監視カメラの設置や店員さんが店内にいるとはいえ、無防備に寝ているときに突然暴漢や泥う棒が来たらどうなってしまうんだろうという不安がぬぐえません。この辺りも気になる人は眠れない原因になると思います。

5.エコノミー症候群の危険性
 フラットなスペースで、靴を脱いで靴下も脱いで足を伸ばすことはできるのですが、それでも寝返りなどは自由にできないせいか、足がだるく血液が滞留しているようなむくんだ感じになりました。

自分は寝つきが悪いほうではないのですが、あまり眠れずに疲れも取れませんでした。お店を出た後、車で少し移動した後に車内で仮眠を取ったところ、ものすごく快適に眠ることができました。上記の「5」は変わらないのですが、「1」から「4」の課題はほぼ全てクリアされています。

大分・熊本で被災された方々が、車中泊でエコノミークラス症候群になってしまう人が続出しているとのニュースを聞きますが、おそらく体育館などの避難所は、今回のインターネットカフェよりも環境は良くないと思われますので、車中泊を選択するのはものすごく納得でした。

旅行などで環境が変わるだけで便秘になってしまうこともありますし、そもそも未だに揺れが収まらない中で、生活の基盤となる「住」が不安定な状況の方々の苦労は並大抵ではないと思いますが、早く元の生活に戻れることを願っています。今回の体験も活かしつつ、評論家にならず、無関心にならず、自己満足にならず、何ができるか、何をすべきかを考えて行動しようと思った出来事でした。皆様はどうお考えになりますでしょうか。

P.S.備蓄の水や食料、必需品などは、家の中だけでなく、車にも少し入れておくと良いと思いました。

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